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工事が不可能と思われていたマンションの耐震工事事例をレポート(第四回)

更新日2023.12.20 カテゴリー 

アルミブレースを使った耐震工事の事例

東京都、杉並区にある上荻ダイヤモンドマンション様の耐震工事レポート4回目。前回は、建物南側の一階から八階までアルミ製ブレースを取り付けました。外壁塗装や防水工事などの仕上げ工事を行って、約11か月に及ぶプロジェクトが無事に終了しました。

目次と工事の概要

第一回 耐震補強方法の選定と、杭打ち工事
第二回 あとアンカー施工、アルミブレースの取り付け
第三回 アルミブレース完成、その他の補強について
第四回 仕上げ工事、引き渡し

物件名:上荻ダイヤモンドマンション
所在地:東京都杉並区上荻3-25-10
用途:分譲マンション(45戸)
建築年:1973年(昭和48年)築49年
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、地上10階建て

耐震診断の結果、最小のIs値が0.4となり耐震性不足が判明。建物南側の1〜8階にブレース補強、西側に開口閉塞補強を行うことになりました。
周囲を建物に囲まれているため工事が必要な裏庭に大型重機を入れることができず、一般的な鉄製ブレースは使えません。
そこで、軽量なアルミブレースを採用し、建物を貫通する通路を人の手で運び入れる方法を採用しました。

上荻ダイヤモンドマンションの耐震工事補強プラン

仕上げのための下地調整

ベランダの角部分は、一度取り壊してブレース装着のためにコンクリートの土台を作りました。
この部分がまだ剥き出しの状態。建物の古い部分との継ぎ目が見えます。
塗装の前に下地を調整します。
汚れは高圧洗浄で落とし、ひび割れは埋めて補修し、下地が荒れている部分はモルタルで平滑にします。
アルミブレースを使った耐震工事の事例
きれいに一体化させて継ぎ目が見えないよう、下地を丁寧に調整しています
アルミブレースを使った耐震工事の事例
隣家との境、ブレース、ベランダの柵は同色のエメラルドグリーンを選択しています。
ベランダとブレースは既に同色に塗装済みです。
明るい同色にまとめるとブレースの圧迫感が軽減し、建物の外観にも一体感が出ます。

足場の解体・裏庭の整地

建物南側の足場を撤去しました。
元々、裏庭は剥き出しの土に古い排水溝が埋まっていました。
排水溝は一度壊したため、作り直して土間コンクリートを打設しました。
コンクリート仕上げにすると、雑草だけでなく、建物への泥はねも防ぐためメンテナンスが楽になります。
鉄筋を組んでコンクリートを流し込んだら完成です。
アルミブレースを使った耐震工事の事例
土間コンクリートのために配筋したところです
アルミブレースを使った耐震工事の事例
地面がぬかるまないので、必要な時にはここに荷物を逃がすこともできます

完成・検査・引き渡し

耐震補強と同時に修繕を行い、外壁塗装や屋上の防水工事をしています。
引き渡しの際には、工事施工者、設計監理者が立ち会い、管理組合の方に仕上がりをチェックしていただきました。
工事中盤だけでなく、建物の引き渡し時にも杉並区の耐震改修の担当者が立ち会います。
アルミブレースを使った耐震工事の事例
屋上防水の品質を確認しているところです
アルミブレースを使った耐震工事の事例
工事施工者3名、杉並区の担当者2名、設計監理者1名による立ち会い
アルミブレースを使った耐震工事の事例
南側の外観です。
8階まで金属の部材を足したものの、比較的シンプルで軽やかな見た目に仕上がったのではないでしょうか。

今回使用しているブレースはアルミ製で軽量なため、建物への負荷も最小限です。
クレーン車が入れない狭い場所での工事も可能となったので、まさに救世主でした。
鉄骨ブレースと比較すると物自体の値段はやや上がりますが、作業工数は少なく済むのでトータルコストが大きく跳ね上がることはありませんでした。

もし、建物の問題、土地の問題で耐震工事を断念している方がいましたら、ぜひご相談ください。
部材の選択、工事方法でも解決策を見つけられることがあります。

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